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漫画 青のフラッグを読んだ感想と LGBT教育について思うこと

青のフラッグについて

青のフラッグは少年ジャンプ+で連載されている漫画で、単行本も出ている。

そして、この漫画は漫画内ではっきりと明示はされていないが、LGBTをめぐる諸問題について大きく切り込んでいる。

 

特に5月22日に少年ジャンプ+内で更新された青のフラッグの内容はかなり深い。

単純にLGBTを認めてくれ、理解してくれというような論調に立っているわけではなく、それに対する反論、嫌悪感や理解の難しさ、複雑な心境なども包括して、漫画内で取り上げているのだ。

 

青のフラッグはとにかく描写が丁寧だ。

等身大の高校生のキャラクターたちが、自分なりの考えで動き苦悩していく様子を真摯に描いている。

 

 

もし自分が問題の当事者だったら

 自分の身近な同性の友達が、自分に対して恋愛感情を抱いていたとしたら、

果たして自分ならどのように対応するだろうか。

告白されたとして、そのまま友達関係を続けていられるのだろうか。

 

男女の違いによるLGBTの受け止め方

 ゲイに関していうならば、やはり男女の違いは大きいだろう。

女性にとって、相手がゲイであるということは、自分が恋愛対象から外れるということ。それはどちらかといえば安心や安全につながる。

しかし、男性の場合は難しい。本来、恋愛対象に入るはずがない自分が、その対象に入る”かもしれない”という思いは、恐怖感や警戒感、生理的な嫌悪を抱かせることがどうしてもありうるだろう。

 

LGBT教育について

 自分が思うに、いくらLGBT教育を行ったところで、例えばゲイに対して一部の男性が持つ嫌悪感などを完全になくすことは難しいだろうと思う。

ただ、その嫌悪感は、声高にゲイを批難し、LGBTを罵ることの免罪符には絶対にならない。

嫌いだから、何を言ってもいい。何をしても構わない。それはあまりに幼稚すぎる考えだ。

どうしても理解が出来ないのならば、理解できないなりに、性的対象がなんであるかに関わらず、”一人の人間”として当然の敬意をもって接すべきだ。

相手が、一、人間であることはLGBTであろうがなかろうが変わらない。

 

一方、LGBTであることを表に出せず、LGBT教育の渦中で苦しむ学生もいる。

あまりLGBTに理解を持たない教師が、付け焼き刃の説明をし、あまつさえ「まぁこのクラスにはいないだろう」というような趣旨の言葉を付け加え、クラスでも笑いが起きる。

そんな中、LGBTの生徒は一人、自己否定の中で苦しむことになる。

そうした生徒の吐き出し口はSNSぐらいにしかない。

LGBTの中高生が悩みを打ち明けられるような、安心、安全の場所が増えることを望む。